行政書士の資格

行政書士とは

行政書士とはどんな仕事をするのでしょう。行政書士とは、行政書士法に定められた国家資格(を取得した者)で、官公署に提出する書類作成・手続きのスペシャリストです。

行政に提出する書類といえば、例えば、建設業許可申請など許認可にかかる申請書類があげられます。

たかが書類、されど書類。たかが手続き、されど手続き。なかなか行政に提出する書類というのは、面倒だったり複雑だったりしている部分があります。その面倒なところを、行政書士がパイプ役になってくれるとイメージするといいでしょう。

行政書士は、行政手続きだけではなく、権利義務または事実証明に関する書類の作成もできます。売買契約書、賃貸借契約書、遺言書や定款、あるいは実地調査に基づく図面、内容証明書、商業帳簿、財務諸表、履歴書など、作成できる書類は数千種類もあります。

行政書士になるには、行政書士の資格をまず取得する必要があります。しかし資格をもっているだけでは、即、独立開業とはできない実情があるようです。弁護士や税理士等の「独占業務」となっている分野で「限界」があることと、また顧客を開拓していかねばならないという営業能力も事実上必要となってくるからです。

行政書士試験

行政書士になるためには、行政書士試験に合格して、行政書士の資格を取得する必要があります。受験資格に制限はありません。

行政書士試験の試験科目は、行政書士の業務に関し必要な法令等46題、行政書士の業務に関連する14題の60題(2006年試験)。合格基準は、行政書士の業務に関し必要な法令等で50%以上、行政書士の業務に関連する一般知識等科目で40以上、全体で60%以上の得点が必要とされます。

行政書士の場合、試験に合格したから、資格をゲットしたから即独立開業、といえるものではありません。行政書士の資格をゲットしたから、書類がすぐ書けるというものでもありません。そんな数千種類もの書類があるのですから、これは無理というもの。

行政書士の相手先が官公庁というのは、実はありがたい存在。なぜならお役所にとっても書類は整ってなくてはならないもの。ですから、彼らはきけば丁寧に教えてくれるのです。遠慮なくきいてどんどん実地で覚えていく、という姿勢が一番だと思います。